ニュースリリース

海外(中国)事業強化に向けた中国現地法人営業開始について

2011年6月9日

ヤマハリビングテック株式会社(本社:静岡県浜松市西区西山町1370番地、社長:森定保夫)は、住宅設備機器事業における成長戦略の一環として、中国寧波(ニンボー)市に現地法人を設立、6月1日より営業開始し、中国での販売活動並びに調達業務を強化する運びとなりましたのでお知らせいたします。主要商材はマーブルシンク(人造大理石製キッチンシンク)、家庭用浄水器・料理用整水器等であり、今後これらの組合せによる新価値提案についても模索してまいります。

1. 現地法人設立の背景

当社は、人造大理石技術、塗装技術、木工加工技術、機器技術をコア技術とし、独創的かつ高品質・高機能な製品を素材から一貫して開発・生産することを伝統的な強みとし、これまで40有余年にわたり日本国内の住宅設備機器市場においてキッチン、システムバスルーム、洗面化粧台等を提供してまいりました。

一方昨今では、高度な情報と経済のグローバリゼーションの中で、生活文化や食文化のグローバル化が進み、アジアの諸国とりわけ中国では高度な経済成長の中で、住まいの文化も大きく変化し、日本の住まいに対する関心が非常に高まっている状況にあります。

このような環境の中、当社の持つ住宅設備に関する技術や生活価値の提供は、中国をはじめとするアジア諸国の更なる経済発展と住宅・生活文化の向上に資するものであり、同時に当社の事業拡大にも繋がると考え、数年前より現地の販売代理店と共に事業検証を進め、この度現地企業との合弁による現地法人を設立し、6月1日より営業開始いたしました。

今後、現地の生活文化や風土と親和・融合を図り、地域に適応した新たな製品の企画・開発による価値創造を実現し、今般旺盛な需要が見込まれる中国において、事業を拡大して参ります。

主要商材は、当社が強みとしている人造大理石技術を活かしたキッチンシンク(マーブルシンク)、家庭用浄水器・料理用整水器等であり、人造大理石製品と水周り機能を組み合わせることにより、今後の新価値提案にも繋がるものと考えております。

2. 現地法人の概要

1)現地法人名
 [英文名]
 [形態]

寧波瑪波楽家居科技有限公司
Ninbo MABOLE Living Technology Co.Ltd.
合弁
2)設立年月日 2011年3月24日(営業開始 同年 6月1日)
3)本社所在地 中国 浙江省 寧波市(セッコウショウ ニンボーシ)
4)代表者 董事長 八幡泰司(当社代表取締役会長)
5)資本金 50万米ドル
6)出資比率 ヤマハリビングテック(株)80%
(浙江省) 寧波市?州易信厨衛用品有限公司 20% ※1
7)設立時人員 10名(董事長、総経理含む)
8)ホームページURL http://www.mabole-living.com/
  • ※1 寧波市?州(ニンボーシ インシュウ)易信厨衛用品有限公司について
    当社現地法人設立における共同出資企業。主に日本向けにキッチン建材関連の部材を製造・販売しているメーカーで、4〜5年前から当社向け部材の製造を委託。 事業検証を進める中でお互いの信頼関係を深めると共に共通の方向性を見出した。

3. 事業内容

中国国内におけるニーズや最新指向を捉え、商品の企画・製造・販売・アフターメンテナンスを実施。

1【当面の商材】 マーブルシンク(人造大理石製キッチンシンク)、浄水器、料理用整水器 及び関連機器 他
2【売上規模】 初年度:1億円 ※6月〜3月の10ヶ月間
3年後: 12億円

4. 参考

■中国での販売商材となる、マーブルシンク(人造大理石製キッチンシンク)及び料理用整水器 例


Cシンク


Wシンク


料理用整水器


問い合わせ先
トクラス株式会社
事業企画推進部
TEL:053-485-7154