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トクラス特注バスルーム
「ヤマハリゾート葛城北の丸」客室に採用

2017年8月24日

高級リゾート施設「葛城北の丸(静岡県袋井市)」が3月10日にリニューアルをした客室「葵殿」に、トクラスの特注バスルームが採用されました。メンテナンス性の高いユニットバスルームでありながら居室性にこだわり、当社の木工技術を活かして天然のヒノキをふんだんに用いた浴室は、日本建築の美にこだわった「葛城北の丸」に相応しい装いです。

「葛城北の丸」について

「葛城北の丸」は、ゴルフ場「葛城北の丸ゴルフ倶楽部」と併設された、ヤマハリゾート(ヤマハグループ)が運営をする宿泊施設。北陸地方の古民家を移築するなど貴重な銘木を随所に使用した、非日常空間のなかで日本の伝統美を味わえるリゾート施設です。

今回、4棟ある宿泊棟のうち、人気の高いベッドルームの「葵殿」を改装されました。

リニューアルをした「葵殿」

今回、リニューアルをされた「葵殿」は、全20室の和モダン空間。内装に用いる木材を部屋ごとに複数種使い分けるなど、様々な木の表情を楽しむことができます。

リニューアルにあたり、絨毯の張り替えやソファの入れ替え、バスルーム・洗面・トイレの入れ替え、そして家具のリペアがおこなわれました。

居室性にこだわったユニットバスルームを、トクラスが提供

「“葛城北の丸”の特長でもある、木の良さを活かした和風のバスルームにしたい」というご要望に対し、キッチン製造や、かつての木製家具製造で培った“木工技術”の強みと、“バスルームの設計製造技術”をもつトクラスで、特注バスルームをデザイン・設計・製造。和の趣と、居室のような居心地のよさを追求したバスルームをご提供いたしました。

居室性を追求し、ユニットバスルームではあまり用いられない天然のヒノキを、バスルーム壁面や間仕切りに採用。さりげなくトイレを隠したレイアウトでありながら、間仕切りは格子状にすることで、空間の圧迫感を抑えました。また、鏡や黒の鏡面壁を効果的に用いることで、空間を広く見せる工夫も凝らしています。

さらに、素足でも肌触りが良く冷たくない浴室フロアを用いるなど細部までこだわり、居室の一部のようにゆったりと寛げるバスルームを実現しました。

参考トクラスの木工技術で、家具や内装の修復作業も行いました

家具や内装に、貴重な木材を多く使用している北の丸では、リニューアルにあたってそれらを全て一新するのではなく、次世代へと繋げていきたいというご要望がありました。今回、トクラスの木工・塗装技術で、そうしたご要望にお応えし、木製家具や内装の修復作業も対応いたしました。

【家具の補修】

家具の天板化粧板が、全体的に割れていたものを、トクラスの木工技術で補修。様々な樹種で製造された家具についても、1点ずつ経年でできた風合いと木の特性を残しながら、修理、塗装を行いました。

【根曲がり松の手すり補修】

宿泊客を出迎える大階段は、北の丸の象徴の1つ。その手すりは、郡上八幡の雪の重みで倒れ再び起き上がった松をそのまま活かしています。

空間全体の雰囲気を壊さないことや、天然木の木質感を損なわないことに配慮し、密着不良になっていた塗料の除去、補修、再塗装を行いました。


お問い合わせ先
トクラス株式会社 マーケティング部
TEL:053-485-7159