HARUTA YUKI
CAREER
2012年4月 |
入社 |
2012年4月〜5月 |
浜松本社にて新入社員研修 |
2012年6月 |
キッチン事業部キッチン開発グループ(キッチン設計) |
2016年2月 |
キッチン海外R&D グループ(海外事業) |
2017年7月 |
Sepla 推進室(見積システムの立ち上げ) |
2019年3月 |
技術開発部・設計室(現在の企画開発部・設計室) |
2019年8月 |
主任へ昇格 |
2022年8月 |
課長代理へ昇格 |
仕事について
使い勝手や質感にこだわりながら、
カスタマイズの自由度を高める
主に当社の主力分野であるシステムキッチンの新商品開発に携わっています。当社のキッチンは基本的には量産品なのですが、お客様のご要望に応じてカウンターのサイズ変更やキャビネットの組み合わせを選ぶことができるのが大きな特長です。そのため、同じものを大量に生産する一般的な量産品とは異なり、カスタマイズの自由度を考慮した設計が求められます。強度や部材同士の納まりなど苦労も多いですが、お客様のご要望に細やかに寄り添えるのがトクラスの大きな強みですので、排水系や機器の干渉、引き出しの構造などを吟味しながら、多彩なアレンジができるように工夫して量産仕様を作り込んでいます。同じ敷地内に工場がある強みを活かし、製造部門と密に連携しながら、使いやすく作りやすい商品設計を心掛けています。
トピック
アイデアをカタチにして、生活を彩る
それが設計の一番の喜び
入社してから一番思い入れのある仕事は、2022年9月に発売したばかりのキッチン「Collagia(コラージア)」の開発です。これは、約20年にわたってトクラスブランドを牽引してきた「Berry」に代わる商品で、私にとってもこれほどの規模の開発は初めての経験でした。現在のビジョン「“こころくすぐる”水まわりで、最好の暮らしをかなえる。」を体現した商品にすべく、商品企画と一丸となってイメージを形にしていきました。私のこだわりは、シンクの下の収納空間に新機構を採り入れた「オーバービュー収納」で、その中でも「ステップドロワー」です。一つの引き出しの中に、高さの違うものでもゾーンを分けて収納できる構造で、強度を確保するために苦労を重ねましたが、お客様に新しい価値をお届けする商品ができたと自負しています。これがあったら便利だという自分のアイデアをカタチにして、誰かの生活を彩ることができるのは、この仕事の一番の喜びです。
私の伝えたい最好の暮らし
自分がユーザーとなった経験を新しいアイデアの源泉に
以前、1年ほど海外向けの商品設計に携わった際、海外の方のキッチンの使い方やライフスタイルの違いに驚かされたことがあります。その時に改めて実感したのは、好きなものは人それぞれであって、最好の暮らしも一人ひとり違うということ。実は最近、自宅にトクラスキッチンを購入しました。この経験を通じて、お客様がどのような想いや夢を描いて住まいづくりをしているのか、トクラスの営業やショールームの担当者はそれをどのように受け止めてプランニングを提案しているのか、そのどちらの気持ちもより深く理解できるようになってきたと感じています。今、「Collagia」の新しいバリエーションの開発に取り組んでいますが、自分がユーザーとなった経験と、妻が寄せてくれる忌憚なき感想が、新しいアイデアの源泉になっています。